11月8日の「ビーバームーン」は皆既月食×天王星食に!
本日11月8日は満月を迎えます。それと共に442年ぶりに皆既月食と月食中に天王星食が同時に起こる非常に珍しい現象が起こる日です!
11月の満月には“Beaver Moon” (ビーバームーン)という名前が付けられています。
皆さんはこの名前の由来を知っていますか?
満月の名前の由来
毎月迎える満月にはそれぞれ名前がついています。この満月についている名前はネイティブアメリカンが名付けたものといわれています。これらの名前には季節の変わり目やその時期にちなんだ名前が付けられています。昔は月の周期が農業や狩猟に必要な季節の変わり目を知ることに利用されていたためです。
(https://weathernews.jp/s/topics/201704/300035/)
ビーバームーンの意味
今月の満月にはネイティブアメリカンが「ビーバーを狩るためのわなを仕掛ける時期」と「ビーバーが一番活発に活動する時期」の二つの意味が込められているそうです。
ビーバーは私たち日本人からしたらあまり馴染みのない動物です。
しかし、彼らにとってどのような存在だったのでしょうか?
アメリカの北部広くに分布しているビーバーは食料の一つであり、毛皮は衣服などに使われるため北部に住んでいた先住民にとっては重要な動物でした。そして、寒くなっていくこの時期には冬に備えるためのビーバーの狩りの準備をし、毛皮を使った衣服などを作成するため11月の満月には“ビーバームーン”という名がつけられているそうです。
本日の現象は英語でどう表現する?
そして今月は、皆既月食と天王星食が同時に起こるという特別な日です。
これらの現象を英語でどのように表すか知っていますか?
今日の現象は英語で、“The full moon total lunar eclipse with a lunar occultation of Uranus”と呼ばれています。“Total lunar eclipse”というのは皆既月食のことを指し、“lunar occultation”は星食、“Uranus”は天王星を意味します。
今回の現象は“Blood Moon total lunar eclipse”と呼ばれることもあり、“blood moon”というのは皆既月食の際に月が赤銅色に見えることを表す言葉です。
ぜひ今回紹介した“ビーバームーン”の由来や皆既月食と天王星食の英語での言い方を覚え今夜の天体ショーをお楽しみください!