BJTビジネス日本語能力テスト(Business Japanese Proficiency Test)とは?

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Published On: 2021年11月30日2.3 min readBy Last Updated: 2021年11月30日
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BJT(Business Japanese Proficiency Test)は、ビジネス環境における日本語のコミュニケーション能力を客観的に測定・評価するためのテストです。BJTは1986年に開始され、現在は日本を中心に、中国、香港、韓国、ベトナム、タイ、インドネシアなどのアジア諸国で実施されています。
BJT(ビジネス日本語能力テスト)は、日常会話レベルの日本語ではビジネスの現場では通用しないと言われていることから、多くの企業から注目されています。

JLPT(日本語能力試験)との違いは?

JLPT(日本語能力試験)とBJT(ビジネス日本語能力テスト)にはそれぞれ特徴があります。
JLPTは主に「読む」「聞く」などの情報を受け取る能力を測定し、BJTは主にビジネスの場でのコミュニケーション能力を測定します。JLPTとは異なり、BJTは合格・不合格のない一律のスコアシステムを採用しています。各レベルのテストを繰り返す必要がないため、一度の受験で評価を得ることができます。

JLPTについての詳細はこちらをご覧ください。
URL:https://toranomon-ls.com/jp/4967/

BJT(ビジネス日本語能力テスト)のレベルは?

BJT(ビジネス日本語能力テスト)では、全員が同じテストを受け、その結果に応じてJ5からJ1+までの6段階で評価されます。数字が小さいほどレベルが高いことになります。各レベルのビジネス日本語能力の目安を詳しく見てみましょう。

J1+(600~800点)

どのようなビジネス環境においても、十分なコミュニケーションが可能である。正確な日本語の知識と適切な言葉選びの両方があれば、スムーズに業務を遂行することができます。会議や交渉での発言、電話応対、社内文書の作成、ビジネス慣習の理解など、日本語のあらゆる面でトップクラスのスキルを持っている。

J1(530~599点)

豊富な日本語の知識をもとに、ビジネスにおいて適切なコミュニケーションができる。ただし、J1+と比べると、一部の知識や言葉の選び方に問題があります。しかし、会議や商談、電話応対などは問題なく行うことができるでしょう。また、対人関係の場面で適切な言葉を選ぶことができるでしょう。

J2(420~529点)

限られたケースであれば、日本語で適切なコミュニケーションをとることができる。時折、コミュニケーションに問題があり、フォローが必要な場合がある。ほとんどのビジネス会話を理解でき、難しい内容でなければ、会議や商談に参加できる。対人関係において適切な言葉を使うことができ、ビジネス上の習慣を理解している。

J3(320〜419点)

限られたビジネスシーンにおいて、日本語でのコミュニケーションが可能である。ただし、日本語の知識や言葉の使い方に問題があり、状況によってはコミュニケーションが困難な場合がある。簡単なビジネス会話を理解することができ、電話応対や密度の低いコミュニケーションなどの業務を問題なく行うことができる。また、ビジネス慣習についてもある程度理解している。

J4(200~319点)

限られたビジネスシーンで最低限のコミュニケーションができる。日本語の知識は限られており、言葉を上手に使うことは難しい。コミュニケーションが難しいので、サポートが不可欠。ゆっくり話せば、ビジネス会話を少しは理解できる。ビジネス習慣の理解は限られている。

J5 (0-199点)

ビジネスシーンでの日本語でのコミュニケーションがほとんどできない。ゆっくり話してもほとんど理解できないので、仕事が限られてしまう。また、日本のビジネス習慣を理解していない。

BJT(ビジネス日本語能力テスト)テスト内容

BJT(ビジネス日本語能力テスト)の内容をご紹介します。
(参考:BJTビジネス日本語能力テスト公式サイト)

項目1:聴解テスト

BJTビジネス日本語能力テストの第1項目は、聴解テストで、理解問題、読解問題、一般聴解問題の3つのセクションに分かれています。聴解問題は、理解問題、読解問題、一般聴解問題の3つのセクションに分かれています。(文章は音声で順番に読み上げられます)。

項目2:”聴解・読解テスト”

第2項目の “聴解・読解テスト “は、「状況把握」「資料の聴解」「一般的な導入」の3つのセクションに分かれています。
場面の写真に加えて、ディスカッションの音声も流れます。テストは、理解問題、聴解問題、一般導入問題の3つのセクションで構成されています。

項目3:「リーディングテスト」

3項目目は「リーディングテスト」で、「語彙・文法」「表現力」「一般的な読解力」の3つのセクションに分かれています。テストは3つのセクションで構成されています。語彙・文法」「表現読解」「一般読解」です。会話文やビジネス文書など様々な文章が出題されるので、前後の文章の意味を理解することが大切です。

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